問16 RPA が適用できる業務として, 最も適切なものはどれか。

RPA（Robotic Process Automation）は、人間が行っていた定型的で反復的なパソコン業務をソフトウェアロボットによって自動化する技術です。主に事務作業やデータ入力、データ転記などの手順が明確な業務に適用されます。

各選択肢を検討します。

• ア: ゲームソフトのベンダーが、ゲームソフトのプログラムを自動で改善する業務
  → これはソフトウェア開発やAIによるプログラムの自動最適化に関する業務であり、RPAの対象ではありません。
• イ: 従業員の交通費精算で、交通機関利用区間情報と領収書データから精算伝票を作成する業務
  → 定型的でルールに基づく事務作業であり、RPAによって自動化が可能です。RPAはこのようなデータの収集・入力・帳票作成などの業務に適しています。
• ウ: 食品加工工場で、産業用ロボットを用いて冷凍食品を自動で製造する業務
  → これは物理的な作業の自動化であり、FA（Factory Automation）の領域です。RPAはデジタル業務の自動化を指すため、適用範囲外です。
• エ: 通信販売業で、膨大な顧客の購買データから顧客の購買行動に関する新たな法則を見つける業務
  → これはデータ分析やデータマイニング、機械学習の領域であり、RPAの対象ではありません。

結論:

以上より、RPAが適用できる業務として最も適切なのはイです。