問20 A 社では, 1千万円を投資して営業支援システムを再構築することを検討している。現状の営業支援システムの運用費が5百万円/年, 再構築後の営業支援システムの運用費が4百万円/年、 再構築による新たな利益の増加が2百万円/年であるとき,この投資の回収期間は何年か。 ここで,これら以外の効果, 費用などは考慮しないものとし, 計算結果は小数点以下第2位を四捨五入するものとする。

A社は営業支援システムの再構築に1,000万円を投資しようとしています。この投資の回収期間を求めるために、年間の純増加利益を計算します。

1. 年間のコスト削減額の計算

• 現状の運用費：5百万円/年
• 再構築後の運用費：4百万円/年
• 年間のコスト削減額：5百万円 - 4百万円 = 1百万円/年

2. 再構築による新たな利益の増加

• 新たな利益の増加：2百万円/年

3. 年間の純増加利益の計算

• 年間の純増加利益：コスト削減額 + 新たな利益増加 = 1百万円 + 2百万円 = 3百万円/年

4. 投資の回収期間の計算

• 初期投資額：1,000万円
• 年間の純増加利益：300万円（3百万円/年）
• 回収期間 = 初期投資額 ÷ 年間の純増加利益
• 回収期間 = 1,000万円 ÷ 300万円/年 ≈ 3.333...年
• 小数点第2位を四捨五入すると、3.3年となります。

結論：

この投資の回収期間は3.3年です。よって、最も適切な選択肢はイです。