ITパスポート試験 令和6年度分 解説
問6 技術戦略の策定や技術開発の推進といった技術経営に直接の責任をもつ役職はどれか。
ア CEO
イ CFO
ウ COO
エ CTO
解説
この問題は、企業の経営陣における各役職の役割について理解しているかを問うものです。技術戦略の策定や技術開発の推進を直接担当する役職を選びます。
各選択肢の説明:
- ア: CEO (Chief Executive Officer) 概要: CEOは「最高経営責任者」と呼ばれ、企業全体の経営戦略や方針を決定し、最終的な意思決定を行います。全体の統括者であり、すべての部門に責任を持ちますが、技術開発に特化した役職ではありません。 役割: 企業全体の経営戦略の策定と実行、重要な意思決定。
- イ: CFO (Chief Financial Officer) 概要: CFOは「最高財務責任者」であり、企業の財務戦略や資金管理、投資計画など財務面の責任者です。財務に関する戦略的な意思決定を行いますが、技術開発には直接関与しません。 役割: 財務戦略の策定、資金調達、財務リスクの管理。
- ウ: COO (Chief Operating Officer) 概要: COOは「最高執行責任者」で、企業の日常業務の運営と管理を担当します。各部門の業務が円滑に進むように統括しますが、技術戦略の策定や技術開発の推進を直接の責務とするわけではありません。 役割: 日常業務の管理、業務プロセスの最適化。
- エ: CTO (Chief Technology Officer) 概要: CTOは「最高技術責任者」であり、企業の技術戦略の策定や技術開発の推進を直接担当します。新技術の導入、技術的なビジョンの設定、研究開発部門の統括など、技術面での経営をリードします。 役割: 技術戦略の策定、技術開発の推進、技術的な問題の解決。
結論
技術戦略の策定や技術開発の推進に直接の責任を持つ役職は エ のCTO (Chief Technology Officer) です。